威勢のいいおみこし、ずらりと並ぶ屋台、浴衣姿。夏の風物詩を代表する行事といえば夏祭り。8月下旬まで全国各地でお祭りが続きます。豊作祈願、疫病や災害のお祓い、またお盆にちなみ先祖の供養をするお祭りもあります。おみこしには神様が乗っていて、地域のけがれを祓ってくれるのです。おみこしの上に飾られた鳳凰は中国の伝説に出てくる「不老不死」の幻の鳥。「わっしょい、わっしょい」という掛け声とともに、あまり揺らさずかつぐ「平担ぎ」や、「せいや、せいや」という掛け声と足さばきに特徴がある「江戸担ぎ」など、掛け声や担ぎ方にも地域によってさまざまな特徴があります。