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枝アイコンもみじと楓

2024年11月01日お知らせ

 もみじは葉の切れ込みが5~6個で、6~7枚に分かれている。「楓」は葉の切れ込みが浅く、9~11枚に分かれている。
ですが、実は根本的には同じ植物。そもそもこの2つを区別しているのは日本だけ。英語ではどちらも「Maple(メープル)」と表現されています。(最近ではもみじのことを「Japanese Maple」と区別することもあります。)また、もみじは「もみづ」という単語が元になっています。平安時代に染料として、植物から出る色素を使って染め物をすることを「揉み出づ(もみいづ)」と言っていました。衣服が鮮やかな赤に染まるように草木が色づく様子にも使われていくようになりました。「もみいず」という動詞が、「もみち」という名詞に変わり、最終的には「もみじ」と変化しました。一方「かえで」というと、葉っぱの形が蛙の手のように開いていることから「かえるで」→「かえで」となったと言われています。「紅葉」と「楓」に定義上の明確な違いはありませんが、昔から日本では葉っぱの切れ込みの数で区別されていました。

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